Report#3:Roadパーツの互換性


MTBにRoadのパーツは使えるのか?

使えますよ~!使えるパーツを述べるより使えないのを言った方が早いくらいです。
使えないのはFディレーラー。これはRoadのディレーラーはワイヤーの取り回しが
クランクの下(下引きと言う)だからで、取り付けようとするバイクがもともと下引きなら、
問題なく使えます。

他にはホイール&タイヤ。Roadは700C(だいたい27インチ)で問題になるのはブレ
ーキのシュウの位置。
これもディスク・ブレーキなら問題は解決です。
後、Roadのホイールはリアエンドの取り付け幅が130mmなので(MTBは135mm)
これもハブの軸とクイックをMTBの物に変えてやればいいかな。

と考えると、使えない物ってあるのかなぁ?・・・

後ろのギアもハブの取り付けのセレーションが同じですから、きちっと付きます。
問題になるのはギアの段数でこれに付いてはMTBの部品同士でも同じですから。
(Report#1を見てね)

まぁ、フレーム・ディメンションの違いとして、MTBにドロップ・ハンドルと言うのは使いに
くいって聞きますがこれも今はRoadもハンドルのステムがAヘッドになってますから、
今はなんとかなるのではないでしょうか。

では次に、なぜ私がRoadの後ろギアやクランクをMTBに使うのか?

その前になぜスポーツ自転車にはあんなにギアがたくさんあるのか?です。まず、ここから。

要は登りでも一定のペダリング力で漕いでいける為です。
普通の自転車だと上り坂では立ち漕ぎをしたりしてもペダルの漕ぎは重いですよね。
ちょっとした近所までならこれでもいいんでしょうが、ある程度の距離を楽しんで走るには苦痛
だし疲労も溜まりますよね。
だから、平地用、坂道用とギアがある訳です。

ではなぜ細かく(今だと後ろは9速にもなっている)別れているのか?
これは1段ギアを変えた時のペダリング力の変化を少なくして、一定のペダリング力で漕げる為
なんです。

じゃぁ、MTBはギア比の差が大きいからってのは解るけどRoadはなんで?

これはですねぇ、クロス・レシオと言って、よりペダリング力の変化を少なくして、
一番効率の良いペダリング回転数を常に使う為なんです。

私も詳しくは知らないのですが人間の個別の体力には、呼吸数や心拍数から1分間にエネルギー
効率の良い回転数があって、この回転数だと疲労をおさえて長距離を可能にしたり、最大能力を
出すんだそうです。

では本題、わたくし事務長が、MTBにRoadのギアやクランクを使ったのか?

一つは街乗りを考えれば、後ろが30いくつなんて大きなギアは必要無いから。
そんなにきつい坂は無いし、登れなくて足を付くのでも、山の中のダートで足を付くような
リスクはないですからね。

2つめは、「じゃぁ、必要無い大きいギアは無くして軽くしよう」ッて訳。
それプラス、ペダリング力の変化を無くしてより一定のペダル回転数にして快適に~って事です。

クランクに付いてはMTBのクランクは山での登りを優先していて、スピードより登坂力を重視
しています。
だから街乗りではスピード重視のギアにしてRoadにも着いて行けるように、
また、ゆっくり走る時はゆっくりペダリングすればいいようにと言う考えからです。


なんか、文章ばっかりで申し訳ないです。
いろいろ書きましたが

Road、MTB関係なく使いたい部品が、使えるなら使えばいいかなって。

そんなに堅苦しく考えなくてもいいかなって、思ってます。

------事務長-------


ギャラリーに戻る レポートに戻る